困った人「uBlock Originを使っても危険性はない?」
「変なウイルスに感染したら嫌だけど大丈夫?」
「裏で個人情報を抜き取っているとかはない?」
このようなあなたの悩みを解決します。
uBlock Originは評判がいい広告ブロッカーですが、無料の拡張機能だと聞くと「実はウイルスが入っているんじゃないの?」「裏で個人情報を抜き取ってない?」と心配ですよね。私も初めて使うまえは、同じように警戒していました。
そこで今回の記事ではuBlock Origin(Lite版含む)に危険性がないのかを徹底解説します。



結論からお伝えすると、uBlock Origin(Lite版含む)には危険性はありません。むしろ世界中のエンジニアから信頼されているツールでしたよ!
ただし人気ゆえに「偽物」まで出回っている点には注意が必要なんですが・・。
この記事を読めば、uBlock Originに危険性がなく、なぜ安全だと言えるのかがわかります。そのうえで偽物に引っかからないようにするための対策も解説しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
uBlock Origin(Lite版含む)に危険性ある?安全性は問題ない3つの理由
uBlock Originに危険性がない理由は次の3つです。



無料ソフトだから裏で何かしていると疑うのは当然。ですがuBlock Originはクリーンだと言える根拠があるんです。
順に丁寧に解説しますね!
オープンソースであり透明性が高い開発環境
uBlock Originが安全である最大の理由は、プログラムの設計図である「ソースコード」が完全に公開されている(いわゆるオープンソース)で誰でも見られる状況で開発されている点にあります。
ソースコードが公開されているので、世界中のプログラマーや専門家が、いつでも中身をチェックできる状態にあるわけです。そのため、もし不正なプログラムをuBlock Origin内に隠そうとしても物理的に不可能なんです。
実際のuBlock Originのソースコードは、ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」で誰でも見られる状態で公開されていました!


もし開発者がこっそり「個人情報を盗むコード」や「ウイルス」を仕込んだとしても、世界中のエンジニアによってチェックされて、「ここに危険なコードがある!」とすぐに報告されるようになっているのです。



ただしuBlock Originは長年公開され続けていますが、実際には今まで一度も悪意あるコードが見つかったことはありません。
ブラックボックスじゃないからこそ、私たちは安心して使えるわけですね(^^)
営利目的の企業運営ではなくボランティア(ユーザー追跡がない)
uBlock Originは、ユーザーの個人情報や閲覧履歴(トラッキングデータ)を収集・販売するリスクが極めて低いのも危険性が低い理由です。
なぜなら、uBlock Originは営利企業のビジネスではなく、開発者(Raymond Hill氏)と有志のボランティアで運営されているからです。「ユーザーを商品にしない」という開発者の強い信念により、データの収集自体を行っていません。
実際、Adblock Plus等の他広告ブロックツールは、企業から金銭を受け取って特定の広告を通す「Acceptable Ads」プログラムに参加していますが、uBlock Originはこれを「ユーザーへの裏切り」として明確に参加を拒否しているんです!開発者は公式のマニフェスト(宣言書)で「Acceptable Ads」プログラムに参加しないことが宣言されていました。





ユーザーを裏切らない姿勢が、エンジニアやITリテラシーの高い層から「信頼できる」と評価されている!
お金儲けが目的ではないので、裏でこっそりデータを抜く理由がないのです!
世界的に利用者数が多く、ユーザーからも高評価を得ている
世界的に利用者が多く、ユーザーから高評価を得ている点も危険性がないと安心できる根拠です。
もし危険なアプリであれば、ユーザー同士の口コミですぐに悪評が広まり、ストアから削除されているはず。長年にわたり何千万人ものユーザーに使われ続けていること自体が、安全である証明なのです!


uBlock Originは、Chromeウェブストアで1,700万人以上のユーザーがGoogle上で使っていて、評価も高評価(★4.7以上)でした!
また、世界で最も匿名性とセキュリティが高いと言われるWebブラウザ「Tor Browser」でも、uBlock Originが標準搭載の広告ブロッカーとして採用されています。つまり一般ユーザーだけでなく、uBlock Originはプロも選ぶ広告ブロッカーなんです!



プロのエンジニアが選ぶ広告ブロッカーと言われると、信頼性が高いのがわかりますよね!
uBlock Origin(Lite)は偽物のソフトも出回っていたので注意
uBlock Originは非常に安全なツールですが、人気があるため名前やアイコンを本物そっくりに作られた「偽物」が出回ることがあるので注意が必要です。
間違って偽物をインストールしてしまうと、悪質な広告が出たり、最悪情報を抜かれるリスクだってあります。過去にはGoogleの公式ストアにさえ、偽物が紛れ込んでいた事例もありました・・。
ChromeウェブストアにuBlock Originの偽物が現れています。ご注意ください。本物はもうストアにはありません。 pic.twitter.com/rfmh7x3GJL
— Yuki2718 (@Yuki27183) August 2, 2025
正直偽物をパッと見で見分けるのはかなり難しい・・。だけど、インストールする前に以下の2点だけ必ず確認すれば偽物を回避できます!
- 必ず「公式ストア」からインストールする
- 開発者名が「Raymond Hill (gorhill)」か確認する





uBlock Originは世界中で使われているので、偽物も出回っている!
かならず「公式ストア」を使って「Raymond Hill」という名前を確認してくださいね。そうすれば危険性なく使えますよ。
【拡張機能はサポート終了】uBlock OriginはChromeでは使えなくなっている
ちなみにuBlock Origin自体に危険性はないのですが、現在オリジナルuBlock Originの拡張機能はChromeで使えなくなっています。
なぜChromeの拡張機能が使えなくなったのかというと、Google Chromeが拡張機能の基本仕様を「Manifest V2(MV2)」から「Manifest V3(MV3)」へ完全に移行したからです。オリジナルの「uBlock Origin」の代わりに「Lite版」を使うしかない状況になっています。


ただし代替の「Lite版」は新ルール(MV3)に完全に従っているため、機能が大幅に削られています(下記👇劣化ポイントです)。
- Liteは以前のような強力なブロックができない(広告が貫通する)
- Liteだと使えるフィルターや設定の自由度が極端に低い



Chromeの拡張機能で広告ブロックするのは正直厳しい・・。
だから私は拡張機能ほどGoogleの規制を受けない「Braveブラウザ」という別のブラウザに乗り換えました。
※ネット上をみると今までuBlock Originのユーザーだったひとでも、同じように乗り換えたひとがたくさんいました。
まとめ
今回の記事ではuBlock Origin(Lite版含む)に危険性がないのかを解説しました。次の3つの理由から、uBlock Originが安全だとわかったのではないでしょうか。
ただし現在はChromeの拡張機能の基本仕様の変更によって、オリジナルuBlock Originの拡張機能はChromeで使えなくなっています。代替の「Lite版」は新ルール(MV3)に完全に従っているので、広告ブロック機能がだいぶ削られていました。



拡張機能にとらわれる必要もないので、Googleの規制を受けない「Braveブラウザ」という別のブラウザに乗り換えました。
ぜひあなたもブラウザへの乗り換えを検討してみてくださいね(^^)






